H17年にせまる花粉大飛散①

東京都の耳鼻科医による花粉症のページによると、H23年1月から3月までの累積スギ・ヒノキ花粉観測数は9262.9個/c㎡(※)、これは史上最大飛散を記録したH17年の9318.2個/c㎡(1月から3月までの累積観測数)にせまる数値です。(※値はダーラム型花粉捕集器のスライドグラス1c㎡内に自然落下して捕集された花粉数を表します。観測地は品川です。)
ちなみに昨年1月から3月までの値は1463.5個/c㎡でした。
今年はそれだけ花粉の多い特別な年であるという事です。


地面の黄色い粉

『地面に黄色いものがたまっているという問い合わせが、気象庁に多く寄せられている』というニュースがありました。その正体はスギ花粉との事!
早速外に出てみると、玄関先で簡単に見つけることができました。子供用のおもちゃの顕微鏡で見てみると、確かにスギ花粉!(十数年前にスギ花粉を使って研究していた時期以来、久々にスギ花粉を見ました。)今年のスギ花粉がそれだけ多いという証拠です。
3月も下旬に入りました。スギ花粉はあと2~3週くらい(ヒノキやイネ科の花粉症のある方はもう少し長くなります)、この先少しずつ飛散量は減ってきます。しかし鼻粘膜は敏感な状態となっている方も多いと思いますので、よりいっそう注意してください。


毎日の花粉症対策について

連日スギ花粉の大量飛散が続いています。(weathernews花粉情報サイトのポールンロボも真っ赤かです。)それに伴い、重症の花粉症の方が増えてきました。

不必要な外出は出来るだけ控え、外出する場合には花粉情報サイトを確認しましょう。(一般的に都市部ではお昼前後と日没後2時間くらいに花粉が最も多いといわれています。天気が良くて暖かい日、風の強い日、雨の降った翌日などは要注意です!)
外出時には必ずマスクをしてください。マスクの内側にガーゼを1枚はさむと、花粉の吸入量を減らすことが出来るようです。
眼の症状がでる方には花粉症用のゴーグル型のメガネを用意してもらうのが良いと思います。
外出時には毛羽立った洋服をさけて、スプリングコートなどのナイロン製の花粉がつきにくい洋服を選び、帰宅時には花粉を払い落としてから自宅に入りましょう。(家族全員の協力が必要です。)
帰宅したら手洗い、うがいをお忘れなく。
この季節は出来るだけ窓を開けずに、洗濯物・布団は外に干さないようにしましょう。空気清浄機を利用し、少なくとも自宅だけは、花粉の少ない、症状を感じることのない環境に保ちましょう。

4月上旬まで、特に土曜日は花粉症の影響で大変混雑することが予想されます。可能な方には、平日の受診をお勧めいたします。とはいったものの、今年の花粉症時期は平日も混みますのでさねよし耳鼻咽喉科アイチケットをご利用ください。
混雑時にはオンライン受付をストップし、窓口での受付のみとさせていただく場合もございます。


花粉の大量飛散が続いています。

花粉情報サイトを確認したところ、昨日3月6日(日曜日)は今シーズン1番花粉が飛んだようです。今月上旬から中旬が花粉飛散のピークになるようです。
本日は冷たい雨、この後雪に変わるかもしれないとの予報が出ており花粉も一休みですが、雨があがれば再び大量飛散するものと思われます。ご注意ください。
環境省の 花粉飛散予測ページ 役立ちそうです。 


東京マラソンと花粉情報

日本人トップ(総合3位)は川内優輝選手2時間8分37秒!市民ランナーが世界選手権(8月韓国)の代表内定だそうです。すごい!

すごいと言えば花粉もすごい事になっています。慈恵医大耳鼻科の花粉症のページで25日金曜日、26日土曜日の品川でのスギ花粉飛散数を確認したところ、この2日間で昨シーズンのスギ花粉総飛散数の半分以上に達したようですようです。

以下追加記載です。25(金)~27(日)3日間大量飛散あり、この3日間で昨シーズンのスギ花粉総飛散数の9割に達したようです。


お勧めの花粉情報サイト

東京都の花粉情報によると、24日よりスギ花粉は急増するようです。
出かける前には花粉の飛散状況、飛散予想を確認するようにしてください。
お勧めの花粉情報サイトです。 
→ 環境省花粉観測システム(はなこさん)
→ とうきょう花粉ネット
→ 慈恵医大耳鼻科の花粉症のページ

大量の花粉を吸い込み、一度鼻粘膜をいためてしまうと、鼻粘膜の過敏な状態が続いてしまいます。その後少量の花粉でも強い症状が出るようになったり、薬の効きも悪くなってしまいます。充分ご注意ください。
土曜日は大変混雑するものと思われます。混雑時にはオンライン受付をストップし、窓口での受付のみとさせていただく場合もございます。可能な方には、平日の受診をお勧めします。


スギ花粉飛散開始?

1月1日から2月16日までの横浜の最高気温積算値は455.5℃となりました。
スギの木に降り積もった雪は溶けたでしょうか?
とうきょう花粉ネット』の花粉予報では、都心で17日午後2時頃「やや多い」としています。17日が飛散開始日となるのかもしれません。注意してください。

*飛散開始日の定義ですが、同一観測点で、1月以降に1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を原則として2日以上連続して観測した場合の最初の日となっています。実際には飛散開始日以前から微量の花粉は飛んでいます。


今年初の積雪!

6日に「花粉が本格的に飛び始めた場合、土曜日は雪でも降らない限り大変混雑するものと思われます」と書きましたが、本当に雪が降ってしまいました。来院される際には滑らないよう足元にお気をつけください。
ちなみに1月1日から2月11日までの横浜の最高気温積算値は410.8℃となり、スギの本格飛散開始の目安に到達しました。天気が回復すると、いつ飛び始めてもおかしくないという状況です。雪で飛散開始が遅れた分、飛び始めると花粉は一気に増加します。花粉症の方は外出時のマスク着用を忘れないでください。