木星探査機「ジュノー」

木星探査機「ジュノー」が木星の周回軌道に入ったというニュースがありました。
厚いガスで覆われた木星の内部構造、磁場、大気成分などを調査し、太陽系誕生の謎を解明しようという計画なのだそうです。
ジュノーからの新しいニュースに期待しましょう。


真夏到来

7月3日、横浜の最高気温は33.5℃と今年最も暑い一日となりました。
そんな状況の中、日本のはるか南の海上で台風1号が発生したそうです。観測史上2番目に遅い台風1号で、最も遅い記録は1998年の7月9日だったそうです。
今年も厳しい夏となりそうです。熱中症には十分注意しましょう。


紫陽花


ランニングコースに咲いていた紫陽花です。
梅雨は本番!しばらく雨の日が続くようです。
カタツムリがいたら絵になるな、と探しましたが見つかりませんでした。
最近見かけないと思いませんか。


横浜は今年初めての真夏日

気象庁HPによると、6月18日横浜では今年初めての真夏日となりました。真夏の耳鼻科は患者さんが急に減少します。今日の午後外来はガラガラで、このブログを書く時間が十分すぎるほどありました。


イチロー歴代最多安打

イチローが日米通算4256安打、ピート・ローズの記録に並んだというニュースがありました。記念の4256安打目はキャチャーへの内安打でした。メジャー挑戦し始めに、内安打を連発していたイチローの姿を思い出させてくれる4256安打目だったのかもしれません。
さて世界一の安打数なのですが、メジャーでは2978安打としてあくまでも参考記録となるようです。ちょっと残念ですが、イチローなら、さらに1278本打って、ぶっちぎりの世界一となってくれるんじゃないでしょうか。
日本人の誇り、頑張れイチロー!


木星・土星の大移動

火星が地球より小さい理由②の続き、木星のその後です。これには土星も関与していたそうです。
私のお気に入りのTV番組コズミックフロントNEXTでグランドタック説なる木星と土星の移動により太陽系形成を説明する仮説を解説していましたので紹介します。(タックとは航海用語で船が舵を切って方向を変える意味)
木星が火星軌道付近まで内側に移動した時、木星の外側には土星が誕生し、土星も木星と同様に太陽に近づいていったのだといいます。木星と土星は太陽周囲を公転しているうちに、しだいに太陽を2周する間に土星がちょうど1周するというタイミングで接近するようになり共鳴という状態に入ったのだといいます。共鳴した2つの巨大惑星が強く重力を及ぼしあった結果、木星・土星の内側への移動は止まり、今度は太陽から遠ざかる方向に移動するようになり現在の位置に落ち着いたのだそうです。
この木星・土星の大移動は火星だけでなく、地球の形成にも大きくかかわったようです。地球軌道付近を含めた太陽周囲に存在していた原始惑星や小さな天体は、近づいてきた木星の強力な重力で振りまわされ軌道をかき乱されたのだそうです。天体同志の衝突が頻発し、その多くは粉々になって太陽に飲み込まれてしまったというのです。木星が去ったあと、残ったわずかな小天体から水星・金星・地球・火星が生まれたのだそうです。もし木星・土星の大移動がなかったら、地球は今の形で今の場所に存在することはなく、生命で満ちた天体は生まれなかったのかもしれません。


113番新元素「ニホニウム Nh」

水兵リーベぼくnoふね・・・と高校時代に暗記した周期表。元素が118種類発見されていることも知りませんでしたが、今回113番元素が「ニホニウム Nh」と名付けられました。ニッポニウムじゃないんだ?と思いましたが、約100年前に10年間程ニッポニウムという元素名が存在していたとのこと。43番元素として報告したものが誤りで実は75番だったということで取り消されてしまったのだそうです。
しかし見えないものの存在を証明するって我々一般人には理解できないですよね。


火星が地球より小さい理由②

火星が地球より小さい理由①の続きです。(私のお気に入りのTV番組コズミックフロントNEXTで解説していましたので紹介します)その最大の理由は木星の存在であったのだといいます。
太陽誕生直後、ガスやチリが集まり最初に木星が誕生したとされています。太陽周囲を公転する木星はガスやチリの摩擦を受けてブレーキがかかり、ゆっくりと太陽に近づき、現在よりも太陽に近い軌道で公転、その周囲のガスやチリを吸収し巨大なガス惑星に成長していったのだそうです。木星は現在の火星の軌道付近まで内側に移動、火星の材料となるガスやチリをうばってしまったのだといいます。火星が小さい理由はこのためだったのです。
火星が地球より小さい理由はこれで終わりですが、木星のその後が気になる方には続きを準備中です。


火星が地球より小さい理由①

地球に接近し大変明るく赤く光っている火星。直径は地球の半分ほど、質量は約1/10と意外に小さな惑星なのです。
太陽の周囲を公転する岩石惑星には水星・金星・地球・火星の4つがあります。水星<金星<地球と太陽から離れるほど大きくなっているのですが、火星は例外です。この謎を私の大好きなTV番組コズミックフロントNEXTで解説していたので紹介します。
太陽誕生直後、太陽周囲には大量のガスやチリが円盤状に広がっていました。チリは太陽周囲をまわりながら衝突合体を繰り返し、少しづつ大きくなり小天体そして惑星にまで成長していきました。この時まわる軌道が外側にある天体ほど、移動する距離が長くなり、より多くの材料を取り込めるため、より大きな天体に成長するのだといいます。しかし火星は地球より小さい、この理由は火星周囲に材料が少なかったためであり、そしてその最大の理由は木星の存在であったというのです。(続く)