H28年春のスギ・ヒノキ花粉飛散予測&初期療法について

環境省は今年のスギ・ヒノキ花粉予測情報を発表しました。
平成28年における都道府県別花粉総飛散量(スギ、ヒノキの総数)予測(第1報)
横浜は4786個/cm2 (昨年2725、昨年比176%) 例年比137%とやや多くなる予測です。
はやめからしっかりと対策することが必要と考えます。
花粉症には症状の出る前から内服薬などを予防的に使っていく初期療法があります。症状を自覚してから治療された方と比較して、症状の発現が遅くなり、症状が軽くすみ、症状の治まるのが早くなると言われています。初期療法を開始する目安ですが、花粉飛散の2~3週前頃からが良いと思います。今年のスギ花粉飛散開始は2月上旬と予想されていますので1月下旬からの内服開始をお勧めします。


秋の花粉症(ブタクサ・ヨモギ)

秋に花粉症の症状がでるという方がいらっしゃいます。その原因として重要な植物にキク科のブタクサとヨモギがあり、春先のスギ・ヒノキ、梅雨時のイネ科のカモガヤに次いで多くの花粉症の原因となります。
花粉の飛散距離は数十メートルと短く、草の多い場所に近づかなければひどくなる事をふせげます。
当院ではブタクサ・ヨモギ・スギ・カモガヤ花粉症およびダニ・イヌ・ネコアレルギーを指先からの簡単採血で20分程度で調べることができます。また、前腕皮膚に小さな針でごく小さい傷をつけ(痛みはあまりなく、傷跡も残りません)、ハウスダスト、ダニ、スギ、カモガヤ、ブタクサの抗原液を滴下し、皮膚での反応を見るアレルギー検査も行っています。


現在、舌下免疫療法は行っておりません。

舌下免疫療法はマスコミでもよく紹介されるため、問い合わせが時々あります。
当院では現在、スギ花粉症に対する舌下免疫療法を行っておりません。
最大の理由は、アナフィラキシー(重症の薬剤アレルギー)の可能性がないとは言いきれない事です。
2番目の理由は、約3年間治療を続けても全く効果が出ない人が約3割いるとされており、効果の出ない人を事前に予想できない事です。
もう1点、治療効果が高く短期間での効果発現が確認されているスギ花粉症緩和遺伝子組み換え米の研究が進んでいる事もあります。
現時点での私の考えとしては、まず大学病院、総合病院レベルで舌下免疫療法がひろく普及し、その安全性、有効性が確認された後に、実施を検討したく思います。


❀三溪園の桜❀


三渓園の桜を見てきました。今が満開、とてもきれいでしたよ!
東京都の平成27年春スギ・ヒノキ花粉情報によると、都心部での飛散開始から3月末までの花粉数は4000個を超えたようです。スギ花粉飛散のピークは過ぎましたが、ヒノキ花粉はゴールデンウィーク頃まで飛散しますので、引き続きご注意ください。


3月21日土曜日(春分の日)は休診日です。

3月21日土曜日は祝日(春分の日)です。祝日は休診日となりますのでご注意ください。
花粉飛散の多い日が続いています。例年3月中旬に最大のピークがあり、今年の花粉は半数以上残っているものと思われます。ご注意ください。


生命生息可能な環境がエンケラドスに存在!

土星の衛星エンケラドスに生命生息可能な環境が証明されたとのニュースがありました。エンケラドスは表面を厚い氷に覆われた直径500Km程の小さな衛星。これまで土星探査機カッシーニの観測により、衛星表面のひびわれから有機物を含んだ水蒸気の噴出が確認されていました。今回の発表は、その噴出物にナノシリカ(二酸化ケイ素の微粒子)が含まれていた→ナノシリカは岩石が熱水に溶けてから急冷することででき、地球では温泉や海底に湧き出す熱水に含まれている→地球の海底熱水噴出孔周囲には沢山の微生物が生息している→ということはエンケラドスにも生命が存在している可能性があるというものでした。地球外生命の発見に一歩近づいたニュースでした。

花粉飛散ピークの時期になっています。環境省発表の横浜でのスギ・ヒノキ花粉総飛散量予測(第2報)は5139個東京都のH27年スギ・ヒノキ観測データをみると今日までに2000個は超えたのではないでしょうか?でもまだ半分以上残っています。御注意ください。


花粉飛散の多い日が続いています。

ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック スギ・ヒノキ花粉予報によると、3月の第1週はダーラム法で極めて多い日が3日間あり、1週間あたり1000個にせまる飛散がありました。クリニックには重症化した方が非常に多く来院しました。
花粉はやっと4分の1が終わったくらい。まだまだ要注意の日が続きます。花粉対策をしっかり行いましょう。


この時期、土曜日は特に混雑します。

スギ花粉の本格飛散に伴い、2月28日土曜日は大変混雑いたしました。アイチケットも開始と同時に大量アクセスがあり、数分で停止せざるを得ない状況でした。午前中受付最後の方の診察が午後4時近くになってしまい、午後は窓口受付のみとさせていただきました。
この時期、特に土曜日は混雑します。可能な方には、平日の受診をお勧めします。
今シーズンのスギ花粉はまだ9割近く残っています。今後も混雑時にはオンライン受付をストップし、窓口での受付のみとさせていただく場合もございます。尚、午前中の患者様の診療が午後の診療開始時間までに終わらなかった場合、午後受付の患者様は午前受付の患者様終了後の診療開始となります。
現在当院にて加療中で緊急性のある方は、受診前に連絡お願いします。

3月21日土曜日は祝日のため休診日となりますのでご注意ください。


スギ花粉の本格的な飛散が始まりました。

2月23日の月曜日からスギ花粉の飛散数が急増しました。ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック スギ・ヒノキ花粉予報によると、24日火曜日には極めて多い203.7個の花粉がカウントされました。(ダーラム法で計測された花粉数の区分 東京都福祉保健局)
環境省花粉観測システムはなこさんによると、24日神奈川県庁分庁舎の花粉自動測定器で、一時大気中の花粉量1500個/㎥以上が観測されています。(40個/㎥が極めて多いとされており、その約40倍近くの値となりました。)
昨年に比べると、早い時期から症状の強い方が増えています。ご注意ください。


術後の小梅


ペットの小梅です。4日前に避妊手術を受けました。
3年前に小春と日和も手術を受けています。この時、傷をなめないように装着したエリザベスカラーがとてもつらかったので、小梅には術後服を着せることにしました。1週間の辛抱です。

花粉は2月の下旬から3月中旬がピークになります。暖かい日、風の強い日には特に注意してください。