スギ花粉症に対する舌下免疫療法は行っておりません。

スギ花粉症に対する舌下免疫療法に使用されるシダトレンという薬が10月初旬に発売されます。
今後、問い合わせが多くなるかと思いますが、当院では現時点において、スギ花粉症に対する舌下免疫療法を行う予定はありません。
最大の理由は、薬剤に対するアナフィラキシー(重症の薬剤アレルギー)の可能性がないとは言い切れない事です。
2番目の理由は、舌下免疫療法を行う診療所は、アナフィラキシーが起きた時に救急で診療してくれる病院を、事前に指定しなければならない事です。指定した病院には迷惑をかける可能性もあり、自分の意志だけでは始められない状況にあります。
私の考えとしては、まず大学病院、総合病院レベルで舌下免疫療法がひろく普及し、その安全性、有効性が確認された後に、実施を検討したく思います。


ダニアレルギー

1年を通じて鼻炎症状のある方の多くが、ハウスダスト・ダニに対してのアレルギーを持っています。
ダニは梅雨から夏にかけて増殖し、その死骸やフンがアレルギーの原因となります。特に布団についたダニの増加はアレルギー症状の悪化につながります。こまめに布団をほし、丁寧に掃除機をかけダニは熱に強く、繊維に強くしがみついているのでこれだけでは不十分)、さらに防ダニシーツや防ダニ布団カバーを利用しましょう。
以前見た「所さんの目がテン」参考になります。→科学でダニを撃退せよ
8月中の土曜日は午前中のみの診療となりますのでご注意ください。


カモガヤ花粉症

スギ・ヒノキが終わったこの時期、イネ科のカモガヤで鼻炎症状が出ている方がみられます。
カモガヤはスギ・ヒノキに次いで多い花粉症の原因となる植物で、スギ花粉症の半数の人がカモガヤ花粉症を持っているといわれています。その開花時期は5月から7月となりますが、地域によっては9月頃まで続きます。
イネ科花粉の飛散距離はスギ・ヒノキ花粉に比べ短いので、雑草の多く生えた場所に近づかないことが、1番の対策と言えます。
当院では、希望される方にブタクサ・ヨモギ・スギ・カモガヤ花粉症およびダニ・イヌ・ネコアレルギーを指先からの簡単採血検査を行っています。20分程度で検査結果がでます。


今年はヒノキ花粉が多く飛散しています!

今年はスギ花粉が少なかったのに対し、ヒノキ花粉がかなり多く飛散しています。
東京都スギ観測データ  東京都ヒノキ観測データ )
ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック2014年花粉状況 によると、4月11日現在のスギ総飛散数は1292.7個/cm2、ヒノキ総飛散数537.7個/cm2 となっています。慈恵医大の品川での過去20年の観測データによると、平均でヒノキ総飛散数はスギ総飛散数の15%程度、これまでに30%を超えたことはありませんでした。今年は4月11日現在41.6%と、過去20年のデータに当てはまらない状況です。
今週末の外来には、鼻症状の強い方がかなり多く来院されました。ヒノキ花粉はまだまだ飛びそうです。3月末に書いたブログ今年の花粉予想は「はずれ」?は私のはやとちりかもしれません。
来月上旬まではヒノキ花粉に対しての注意が必要です。ご注意ください。


今年の花粉予想は「はずれ」?

環境省1/31発表の都道府県別花粉総飛散量予測(第2報)によると、今年の千代田区のスギ・ヒノキ花粉飛散数予想は3150個/cm2。そして現在、東京都H26年スギ・ヒノキ観測データを見ると、3月26日までの千代田区スギ・ヒノキ花粉数は1118.2個/cm2。多くの専門家もここまで少ないとは想像できなかったのではないでしょうか?(やはり大雪の影響でしょうか?)花粉シーズン終了前に適切でないかもしれませんが、今年の花粉予想は「はずれ」と言って良いのではないでしょうか?
とはいえ、花粉飛散はまだ終了したわけではありません。スギは4月上旬頃、ヒノキはゴールデンウィーク頃まで飛散しますので、しっかりと花粉対策してください。


春一番

3月18日、関東地方に春一番が吹きました。
Wikipediaによると、春一番とは立春から春分の間に、その年初めて吹く南寄りの強い風。今年はぎりぎり間に合ったという感じです。
花粉飛散はピークを迎えています。(今年は予想より少ないようですが…  →  東京都H26年スギ・ヒノキ観測データ)
出来る限り花粉を吸い込まないよう注意が必要です。窓を開けたままにしない事。布団や洗濯物を外に干さない事。外出時には最低限マスクを着用し、毛羽立った服装を避ける事。帰宅したら、家に入る前に衣服や髪に付いた花粉をはらう事。天気予報や花粉情報の確認を習慣付けることなどなど!家族の協力も大切ですよ。


この時期土曜日は大変混雑します。

花粉飛散もピークの時期となってきました。
大学医局の尊敬する先輩が毎日の花粉数をわかりやすくホームページで公開しています。品川区のデータですが、都筑区との間に大きな違いはないと思います。花粉症の方には貴重な情報と考えます。ぜひ参考にしてください。
ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック2014年花粉状況

耳鼻咽喉科では、最も混雑する時期となっています。特に土曜日は平日受診できない方で大変混雑します。可能な方には平日受診をお勧めします。
当院は予約なしでの診療が可能ですが、これまでに当院を受診されたことのある方はオンラインでの事前受付も可能です。(オンライン受付は携帯電話、スマートフォン、パソコンから事前に受付を済ませ、自分の診察の順番が近づきましたら来院していただくシステムです。混雑状況や現在の診察の順番を確認できますので、初めて診療を受けられる方も直接来院し受付を済ませた後には順番まで外出していただいて結構です。) どうぞご利用ください。オンライン受付の詳しい使い方は当ホームページのオンライン受付ページをご覧ください。
さねよし耳鼻咽喉科アイチケットはこちら


スギ花粉の本格飛散が始まりました。

とうとうスギ花粉の本格飛散が始まりました。2月にあまり飛ばなかった分、3月に集中して飛ぶことになります。花粉症の方はいくら薬を使用中であっても、マスクなしでの外出は厳しいかと思います。ご注意ください。
花粉飛散の状況確認も大切です。
環境省花粉観測システム(はなこさん)
とうきょう花粉ネット
weathernews花粉情報


スギ花粉の本格飛散間近!

今月の2度の大雪の影響でスギ花粉の飛散が遅れています。今年は大丈夫だねーと!油断している方も多いのではないかと思います。しかしこのまま飛ばずに終わることはありません。溜まりに溜まった花粉が3月初旬から大放出される事に、間違いはないでしょう。
出来る限り窓を開けたままにしない事。布団や洗濯物を外に干さない事。外出時には最低限マスクを着用し、毛羽立った服装を避ける事。帰宅したら、家に入る前に衣服や髪に付いた花粉をはらう事。天気予報や花粉情報の確認を習慣付けることなどなど!家族の協力も大切です。


ソチ五輪メダルラッシュ

スノーボードハーフパイプ平野、平岡、ノルディック複合渡部、フィギュアの羽生、ジャンプラージヒル葛西、ジャンプ団体と、日本選手のメダルが増え続けています。特に世界から「Legend」とたたえられる葛西選手の活躍は感動的でした。何事も努力を続ける事が大切ですね。
花粉症の患者さんが少しずつ増えてきました。もう少しで本格飛散が始まると思います。花粉症の方は外出時のマスクは忘れないようにしてください。