2月10日がスギ花粉飛散開始日になりました

ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニックHP(品川で開業している私の先輩のクリニックHPで、私が最も信頼する花粉情報サイトです)によれば、2月10日にとうとうスギ花粉飛散が始まりました。
日本気象協会によれば、今シーズンの花粉は例年比でやや多くなる予想です。外出時のマスク、花粉対策用の眼鏡など忘れないようご注意ください。


お勧めの花粉情報サイト

2月10日までの横浜での最高気温積算値は394.8度となり、明日とうとう400度に到達するものと思われます。スギ花粉の飛散はいつ始まってもおかしくない時期となりました。飛散開始はおそらく来週中となるでしょう。
これからの季節、外出時の花粉対策が必要になります。大量の花粉を吸い込み、一度鼻粘膜に強い炎症を起こすと、鼻粘膜の過敏な状態が続いてしまいます。その後は少量の花粉でも強い症状が出るようになったり、薬の効きも悪くなってしまいます。花粉が多いのか、少ないのか外出前に確かめておく事も大切な花粉症対策の1つになります。
お勧めの花粉情報サイトを挙げます。出かける前にぜひチェックしてください。
→ 環境省花粉観測システム(はなこさん)
→ とうきょう花粉ネット
→ ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニックHP(品川で開業している私の先輩のクリニックHPで、私が最も信頼する花粉情報サイトです)


スギ花粉が飛び始める前からの対策が大切です

年明けからの最高気温積算値が400度を超えると、スギ花粉飛散が始まると言われています。
2月5日までの横浜での積算値は345.9度となり、徐々に400度に近づいています。立春寒波がおさまると、いつ飛び始めてもおかしくない状況です。
そろそろ外出時のマスクは忘れないようにしてください。まだ大丈夫と考え、飛び始めと同時に花粉を多く吸い込み、鼻粘膜をいためてしまうと、鼻粘膜は過敏な状態となり、少量の花粉でも強い症状が出てしまいます。薬の効きも悪くなり、花粉症で苦しむ期間も長くなってしまいます。花粉が飛び始める前からの対策が大切です。


スギ・ヒノキ花粉症初期療法について

日本気象協会によれば、今年の花粉症は少なかった去年と比較するとかなり多く、例年比でみると例年並みといわれています。昨年から花粉症が治ったみたいと言う人、まわりにいるんじゃないでしょうか?去年症状が軽かったからと油断していると、大変なことになるかもしれませんよ。
花粉症には症状の出る前から内服薬などを予防的に使っていく初期療法があります。症状を自覚してから治療された方と比較して、症状の発現が遅くなり、症状が軽くすみ、症状の治まるのが早くなると言われています。初期療法を開始する目安ですが、花粉飛散の2週前頃からが良いと思います。1月終わりから2月初めの内服開始をお勧めします。


寒く乾燥した日が続いています

1月12日横浜の最低気温は0.3℃、寒く乾燥した日が続いています。
インフルエンザも流行しています。うがい・手洗い・部屋の加湿・十分な睡眠など体調管理に気を付けてください。


都内のスギ花粉症の推定有病率は48.8%

東京都はH28年度東京都花粉症調査報告書を発表しました。
それによると都内の花粉症推定有病率はなんと48.8%!驚きの数値でした。
約30年前が10%、20年前が19.4%、10年前が28.2%、そして今回が48.8%と急増し、2人に1人がスギ花粉症という結果でした。10年ごとに10%ずつ増えてきた花粉症ですが、ここ10年では20%増!今後もさらに増え続けるのでしょうか?

12月23日土曜日は祝日のため休診日となります。ご注意ください。
当院は年末年始12月28日(木)から1月4日(木)まで休診となります。


Why do old men have big ears?

先日、猫は個体かつ液体なのか?小梅も液体になってる?というイグノーベル賞の話題をブログに書きましたが、今年のイグノーベル賞に耳鼻咽喉科医としては聞き流せない研究が一つありました。
2017年イグノーベル賞・解剖学賞は Why do old men have big ears?
Wikipediaによると、30~93歳の耳の長さを計測したところ、1歳年を取るごとに人の耳は0.22mmの割合で大きくなっていたという報告。
確かにお年寄りの耳は大きいですし、みんなそう感じていると思います。しかし今まで論文としての報告がなかったとは!ちょっと驚きました。


日本鼻科学会

休診日を利用して甲府で開催されている日本鼻科学会に出席してきました。
学会は最先端の医療に触れることができる勉強の場、今日のメインは鼻中隔外鼻形成術でした。自分の大学病院在籍時とは比べものにならないほど進化しています。学会に出席するたびに驚かされますが、医療技術の進歩は止まらないようです。
そして今回の学会、同期や後輩が座長やシンポジストとして活躍している姿を見て刺激を受けました。自分も時代遅れの耳鼻科医とならぬよう日々努力しなければいけないと強く実感した1日でした。
それにしても甲府への車での日帰りはちょっとハードでした。