スギ花粉症の初期療法について

花粉症の治療には、症状の出る前から内服薬や点鼻薬などを予防的に使っていく初期療法があります。症状を自覚してから治療された方と比較して、症状の発現が遅くなり、症状が軽くすみ、症状の治まるのが早くなると言われています。初期療法を開始する目安ですが、予想花粉飛散開始日の2週前頃からが良いと思います。
そろそろ初期療法開始の時期かなと考えます。


秋の花粉症

この1~2週間、花粉症の症状で来院される方が増えてきました。
ブタクサ、ヨモギなどのキク科の植物が原因となるアレルギーが多いと考えます。春先のスギ・ヒノキ、梅雨時のイネ科のカモガヤ、これらに次いで多い花粉症の原因となります。
花粉の飛散距離は数十メートル程とされ、草の多い場所に近づかないことが一番の予防法です。

当院ではブタクサ・ヨモギ・スギ・カモガヤ・シラカバ花粉症およびダニ・イヌ・ネコアレルギーを指先からの簡単採血で20分程度で調べることができます。また前腕皮膚にダニ、スギ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギの抗原液を滴下し、小さな針でごく小さい傷をつけ(痛みはあまりなく、傷跡も残りません)、皮膚での反応をみるアレルギー検査も行っています。
*これらの検査は小学生高学年以上で、検査を怖がらない方に限定しています


咳止めや抗生物質が非常に少なくなっています

多くの薬局で咳止めや抗生物質が非常に少なくなっております
処方したい薬を処方できない状況が1か月以上続いています
この状況は、しばらくの期間続きそうです

新型コロナやインフルエンザが流行し、学級閉鎖も起きているようです
あらためて十分な感染対策をお願いいたします


横浜市夜間急病センター(桜木町)救急当番

昨夜17日は横浜市夜間急病センター(桜木町)救急当番でした
20時から24時までの耳鼻咽喉科救急当番です
いつも通りに耳鼻のどの異物に始まり、
その後はひどい咽頭炎・扁桃炎、中耳炎などが続きました
珍しく鼻出血の患者さんは来ませんでした

当院は来週月曜日から通常通りの診療です


黄砂?花粉症?

黄砂で鼻がひどい、のどがイガイガするという患者さんが何名かいました
暖かくなりいろいろな花粉が飛散している時期なので、黄砂の影響と断定するのも難しいですが、外に長くいない方が良いのは確かですね


桜開花 史上1位タイの早さ

3月14日史上1位タイの早さで桜開花宣言(東京)がありました
満開予想は21日、こんなに早いと4月までもたないのではないでしょうか?
ちょっと早すぎに
感じてしまいます
スギ・ヒノキ花粉飛散の今後も気になるところです
同じ植物ですから、例年より早く飛び終わるのかもしれませんね?