2月に入るとそろそろ外出時の花粉対策が必要になります。大量の花粉を吸い込み、一度鼻粘膜に強い炎症を起こすと、鼻粘膜の過敏な状態が続いてしまいます。その後は少量の花粉でも強い症状が出るようになったり、薬の効きも悪くなってしまいます。花粉が多いのか、少ないのか外出前に確かめておく事も大切な花粉症対策の1つになります。
お勧めの花粉情報サイトを挙げます。出かける前にぜひチェックをしてください。
→ 環境省花粉観測システム(はなこさん)
→ とうきょう花粉ネット
→ ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック スギ・ヒノキ花粉予報
2月10日を過ぎると、混雑する日が続くと思われます。アレルギー症状の出る前でも薬の処方は可能ですので、早めの受診をお勧めします。
雪☃積もりませんでした
朝のうちは心配でしたが、昨年のような大雪にはなりませんでした。
今日の午前中の外来はガラガラ!明日土曜日、その反動が心配です。
花粉症の初期療法、まだ間に合います!
金星・水星
H27年春スギ・ヒノキ花粉予測情報&初期療法について
環境省は今年のスギ・ヒノキ花粉予測情報を発表しました。
平成27年における都道府県別花粉総飛散量(スギ、ヒノキの総数)予測(第1報)
横浜は4728個/cm2 (昨年2580、昨年比183%) 例年比115%という予測です。
例年比115%とやや多くなる予測です。はやめからしっかりと対策することが必要と考えます。
花粉症には症状の出る前から内服薬などを予防的に使っていく初期療法があります。症状を自覚してから治療された方と比較して、症状の発現が遅くなり、症状が軽くすみ、症状の治まるのが早くなると言われています。初期療法を開始する目安ですが、花粉飛散の2~3週前頃からが良いと思います。スギ花粉は2月の上旬から中旬(平均するとバレンタインデーくらいです!)にかけて飛散を開始しますので1月下旬、遅くても2月の初めには内服の開始をお勧めします。
秋の花粉症
この季節になると鼻炎症状がでるという方がいらっしゃいます。
秋にも花粉症があります。その原因として重要な植物にキク科のブタクサとヨモギがあり、春先のスギ・ヒノキ、梅雨時のイネ科のカモガヤに次いで多くの花粉症の原因となります。
花粉の飛散距離は数十メートルと短いため、近づかなければひどくなる事をふせげます。
当院ではブタクサ・ヨモギ・スギ・カモガヤ花粉症およびダニ・イヌ・ネコアレルギーを指先からの簡単採血で20分程度で調べることができます。また、前腕皮膚に小さな針でごく小さい傷をつけ(痛みはあまりなく、傷跡も残りません)、ハウスダスト、ダニ、スギ、カモガヤ、ブタクサの抗原液を滴下し、皮膚での反応を見るアレルギー検査も行っています。
スギ花粉症に対する舌下免疫療法は行っておりません。
スギ花粉症に対する舌下免疫療法に使用されるシダトレンという薬が10月初旬に発売されます。
今後、問い合わせが多くなるかと思いますが、当院では現時点において、スギ花粉症に対する舌下免疫療法を行う予定はありません。
最大の理由は、薬剤に対するアナフィラキシー(重症の薬剤アレルギー)の可能性がないとは言い切れない事です。
2番目の理由は、舌下免疫療法を行う診療所は、アナフィラキシーが起きた時に救急で診療してくれる病院を、事前に指定しなければならない事です。指定した病院には迷惑をかける可能性もあり、自分の意志だけでは始められない状況にあります。
私の考えとしては、まず大学病院、総合病院レベルで舌下免疫療法がひろく普及し、その安全性、有効性が確認された後に、実施を検討したく思います。
ダニアレルギー
1年を通じて鼻炎症状のある方の多くが、ハウスダスト・ダニに対してのアレルギーを持っています。
ダニは梅雨から夏にかけて増殖し、その死骸やフンがアレルギーの原因となります。特に布団についたダニの増加はアレルギー症状の悪化につながります。こまめに布団をほし、丁寧に掃除機をかけ(ダニは熱に強く、繊維に強くしがみついているのでこれだけでは不十分)、さらに防ダニシーツや防ダニ布団カバーを利用しましょう。
以前見た「所さんの目がテン」参考になります。→科学でダニを撃退せよ
8月中の土曜日は午前中のみの診療となりますのでご注意ください。
猛暑が続いています。
横浜では7月22日以降、ずっと真夏日が続いています。
昨日の午後外来は、始めガラガラ、5時過ぎから混雑という状況でした。この猛暑の影響でしょう!
都筑区医師会からの情報によると、季節外れのインフルエンザが流行している保育園があるようです。当院近くの保育園ではRSウイルス感染症が流行しています。夏場であっても、うがい・手洗いをしっかり行いましょう。
当院の夏期休診は8月14日(木)から21日(木)となります。また、8月中の土曜日は午前中のみの診療となりますのでご注意ください。
カモガヤ花粉症
スギ・ヒノキが終わったこの時期、イネ科のカモガヤで鼻炎症状が出ている方がみられます。
カモガヤはスギ・ヒノキに次いで多い花粉症の原因となる植物で、スギ花粉症の半数の人がカモガヤ花粉症を持っているといわれています。その開花時期は5月から7月となりますが、地域によっては9月頃まで続きます。
イネ科花粉の飛散距離はスギ・ヒノキ花粉に比べ短いので、雑草の多く生えた場所に近づかないことが、1番の対策と言えます。
当院では、希望される方にブタクサ・ヨモギ・スギ・カモガヤ花粉症およびダニ・イヌ・ネコアレルギーを指先からの簡単採血検査を行っています。20分程度で検査結果がでます。
連休中の救急医療機関について
5/3~5/6休診となります。具合の悪い方は救急医療機関にご相談ください。
<救急医療機関の電話番号です>
横浜市救急医療情報センター 045-227-7499 or #7499
都筑区休日急患診療所(横浜市北部夜間急病センター) 045-911-0088
横浜市夜間急病センター(桜木町) 045-212-3535
→ 横浜市内休日急患診療所・夜間急病センター
5月から当院提携駐車場に変更があります。ご注意ください。
→ 5月から提携駐車場をセンター駅前立体駐車場に変更します