2月に入り、微量のスギ花粉が飛散する日がみられるようになりました。まだ比較的軽いですが、花粉症症状を訴える方が来院されるようになりました。
花粉情報協会のスギ花粉飛散開始マップでは、2日から千葉、静岡でスギ花粉の飛散が始まったとしています。
weathernewsの発表では、ポールンロボによる観測で3日から東京、埼玉、栃木、群馬で全国で最も早く花粉シーズンに突入したとしています。
今年はH17年、23年に次ぐ大飛散となる可能性があるようです。
花粉症の方は外出時のマスクを忘れないようにしてください。
花粉症のきざしが…
昨日は春一番のリハーサルのような気候、横浜での最大瞬間風速は南南西の風17.5m/s、最高気温は20.3度を記録しました。東京都心で立春前に20度を超えるのは44年ぶりとの事でした。
強い風と暖かい気候のせいか、昨日の外来には花粉症のきざしのみられる患者さんが多く来院しました。花粉症の本番はもうすぐ!油断していると急に悪化することもありますので、外出時のマスクは絶対に忘れないようにしてください。
Wikipediaで春一番を検索すると、その翌日は西高東低の気圧配置となり寒さが戻る事が多いと記されています。今朝の横浜はかなり冷え込んでいます。この戻りの寒さも季節変化のリハーサルでしょうか?春はすぐそこまで来ているようです!
春一番ではありませんが…
明け方非常に強い風の音で目が覚めました。立春前なので春一番とは呼ばれないようですが、強い南風が吹き、気温はぐんぐんあがって4月上旬の気温になるとの事でした。スギ花粉飛散ももうすぐです。そろそろ外出時のマスクをはじめましょう!
今年はスギ・ヒノキ花粉がかなり多く飛びます。そろそろ花粉症の初期療法開始の時期ですよ!
北半球の夏と南半球の夏はどちらが暑い?
真冬に夏の話をするのも変ですが、先日放送されたBBC地球伝説で興味深い話があったので紹介します。
先日のブログに地球は1月に最も太陽に近づき、7月に最も離れる。1月の地球は7月よりも7%も多くの光と熱を太陽から受け取っていると書きました。1月の北半球は冬ですが、南半球は夏です。太陽に最も近づいている時期に夏を迎える南半球は、北半球の夏より暑いのでは?と思いませんか?
答えはNO!その理由は南半球の80%以上が海であり陸地が少ないから!海は陸地に比べて温まりにくいのだそうです。南半球の夏は北半球に比べて平均で4度も低いのだそうです。
今年はスギ・ヒノキ花粉がかなり多く飛びます。花粉症の初期療法そろそろ開始の時期ですよ!
花粉症の初期療法
今シーズンのスギ・ヒノキ花粉は非常に多く飛ぶ予想がされています。
今回は花粉症の初期療法の紹介です。
花粉症の症状が出る前から内服薬などを予防的に使っていく治療法です。症状を自覚してから治療された方と比較して、症状の発現が遅くなり、症状が軽くすみ、症状の治まるのが早くなると言われています。初期療法を開始する目安ですが、花粉飛散の2~3週前頃からが良いと思います。スギ花粉は2月の上旬から中旬(平均するとバレンタインデーくらいです!)にかけて飛散を開始しますので1月下旬、遅くても2月の初めには内服の開始をお勧めします。
花粉が飛び始めてからの受診は待ち時間が非常に長くなります。症状の出る前、今がお勧めです。
昨夜は救急当番でした。
昨夜は横浜市夜間急病センター(桜木町)での20時~24時の救急当番でした。
3連休前ということで始めから終りまで患者さんが途切れることはありませんでした。
耳鼻科の救急で1番多いのは中耳炎、そのほとんどは子供で昨夜も20人以上診察しました。魚の骨がのどにささったという人、鼻血が止まらないという人、鼻に異物を入れてしまってとれないという子供も、毎回必ずといってよい程来ます。他には扁桃炎、外耳炎、突発性難聴、耳に入った水が抜けないなど。
次から次に来院し、あっという間に24時になっていました。
救急患者さんがこんなにいるんだから、土曜日はどこの病院も混みますよー!
11月23日金曜日が祝日、木曜金曜が休診となるので11月24日土曜日、26日月曜日はかなり混雑すると思われます。ご注意ください。
当院は予約なしでの診療が可能ですが、これまでに当院を受診されたことのある方はオンラインでの事前受付も可能です。(オンライン受付は携帯電話、スマートフォン、パソコンから事前に受付を済ませ、自分の診察の順番が近づきましたら来院していただくシステムです。混雑状況や現在の診察の順番を確認できますので、初めて診療を受けられる方も直接来院し受付を済ませた後には順番まで外出していただいて結構です。) どうぞご利用ください。オンライン受付の詳しい使い方は当ホームページのオンライン受付ページをご覧ください。
学校だより③
校医を担当している小学校の学校だよりに原稿を書く機会がありました。
以下に記します。
Q : 口呼吸の原因は何ですか?
A : 耳鼻咽喉科領域で口呼吸を生じる代表的な病気について書きます。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎では鼻汁が多く、鼻粘膜が腫脹することで鼻閉を生じ、その結果として口呼吸となります。鼻ポリープがあるとさらに症状は強くなることがあります。扁桃腺肥大やアデノイド肥大でも口呼吸を生じることがあります。アデノイドは子供の時期に上咽頭(鼻のつきあたり)に発達する扁桃組織をいいますが、その大きさには個人差があり、大きいと鼻とのどのつなぎめを完全にふさいでしまうことがあります。
Q : 耳鼻科の先生から見て、口呼吸の悪影響はどんなことですか?
A : 鼻呼吸は、吸気中のウイルスや細菌、ほこりなどを取り除き、その温度、湿度を調整して、空気を気管支、肺へ送りこむ大事な役割をしています。口呼吸ではのどを痛めたり、風邪をひきやすくなるとされています。気管支系の病気との関連も指摘されています。
Q : 子どもの口呼吸に気づいたら、どうしたらよいですか?
A : 鼻が詰まることにより、息苦しくないか、いびきがないか、睡眠障害がないか、集中力の低下がないか?など注意深く観察してください。口をふさいでの呼吸ができない場合には医療機関を受診することをお勧めします。
秋の花粉症2
先日秋の花粉症について書きましたが、ここのところ花粉症症状の出ている方が多く来院されるようになりました。ブタクサやヨモギなどのアレルギーが知られていますが、イネ科が原因となっていることもあるようです。
今回は春の花粉症との違いを1つ紹介します。
ブタクサなどの秋の花粉は、春の花粉スギ、ヒノキに比べて小さいため(スギ花粉の直径は約30μm、ブタクサ花粉は約20μm)、気道にまで入りやすく、喘息用症状を発症することがあるといわれています。
当院ではブタクサ・ヨモギ・スギ・カモガヤ花粉症およびダニ・イヌ・ネコアレルギーを指先からの簡単採血で20分程度で調べることができます。
山中教授にノーベル医学生理学賞
iPS細胞を作り出した山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞を受賞しました。本当におめでとうございます。
昨年5月に講演を聞けて本当に良かったです。これからはさらに忙しくなるでしょうから、講演を聞けるチャンスも少ないことでしょう!
さて連休明けですが、運動会の代休の方も多いと思われますので混雑が予想されます。
当院は予約なしでの診療が可能ですが、これまでに当院を受診されたことのある方はオンラインでの事前受付も可能です。(オンライン受付は携帯電話やパソコンから事前に受付を済ませ、自分の診察の順番が近づきましたら来院していただくシステムです。混雑状況や現在の診察の順番を確認できますので、初めて診療を受けられる方も直接来院し受付を済ませた後には順番まで外出していただいて結構です。) どうぞご利用ください。オンライン受付の詳しい使い方は当院ホームページをご覧ください。
来春の花粉は例年のおよそ1.5倍!
日本気象協会が来春の花粉飛散予測を出しました。
夏の猛暑が影響し、関東地方では例年のおよそ1.5倍になるとの予測です。
花粉症の方にはかなり厳しいシーズンになりそうです。
日本気象協会2013年春の花粉飛散予測