東京都は2月3日からスギ花粉の飛散が始まったと報告しました。
青梅市と八王子市で飛散開始の基準に到達したようです。
東京都での飛散開始は過去10年平均より14日早くなったとのことでした。
当院では今週初めから花粉症患者さんの来院が多くなってきました。まだ症状の軽い方が多いですが、今後天気の良い日や暖かい日、風の強い日には花粉飛散が多くなりますのでご注意ください。
耳鼻咽喉科休日急患当番
昨日は都筑区休日診療所での耳鼻咽喉科当番でした。
休日診療で中耳炎、扁桃炎などとともに多いのが、鼻や耳の中に異物を入れてしまった子供やのどに魚骨がささってとれない患者さんの来院です。
昨日は2歳の子でウナギの骨がささってしまった子供がいました。今回は無事にとることができましたが、怖がってとらせてくれない子も多くいます。お子さんが魚やウナギを食べる時には、皆さん十分注意してくださいね。
お勧めの花粉状況サイト
スギ花粉の飛散開始が近づいています
お勧めの花粉情報サイトを挙げます。
→ 環境省花粉観測システム(はなこさん)(ほぼリアルタイムでの飛散状況を確認できます。出かける前にぜひチェックしてください)
→ 遠藤耳鼻咽喉科・アレルギークリニックHP(都内で開業している私の先輩のクリニックHPで、私が最も信頼する花粉情報サイトです。1日当たりの花粉飛散数を確認することができます)
花粉症の初期療法について
日本気象協会は、今シーズンの関東地方でのスギ・ヒノキ花粉飛散数を例年比でやや少ないと予測しています。昨年7月の記録的日照不足が影響しているようです。スギ花粉飛散開始は2月10日頃の見込みとしています。
2020年春の花粉飛散予測(第2報)
花粉症には症状の出る前から内服薬などを予防的に使っていく初期療法があります。症状を自覚してから治療された方と比較して、症状の発現が遅くなり、症状が軽くすみ、症状の治まるのが早くなると言われています。初期療法を開始する目安ですが、花粉飛散の2週前頃からが良いと思います。1月下旬からの内服開始をお勧めします。
横浜市夜間急病センター当番
昨夜は桜木町にある横浜市夜間急病センターでの20時から24時までの耳鼻咽喉科救急当番でした。
年末年始はすごく混む夜間救急ですが、昨日来院された方は十数名と予想外に落ち着いていました。
横浜市夜間急病センター(桜木町) 045-212-3535
当院の年内の外来は27、28日のあと2日間、混雑が予想されますのでご注意ください。
昭和大学横浜市北部病院地域連携フォーラム
木曜日の夜、昭和大学横浜市北部病院主催の地域医療連携フォーラムに参加してきました。北部病院全科医師と地域の医療機関が直接顔を合わせて話し合える会合で、年1回ほど行われています。
今回は北部病院耳鼻咽喉科での鼻副鼻腔内視鏡手術の講演もあり、とても有意義な時間を過ごすことができました。
慈恵医大新病棟内覧会
昨日、母校の新外来棟および母子医療センター内覧会に行ってきました。2020年1月開院予定の東京慈恵会医科大学附属病院(本院)の新病棟です。
私が学生時代、勤務医時代に過ごした時からは想像もできないほどの近代的、先進的な病院が出来上がっていました。
こんなきれいな病院で働ければ、病院関係者のモチベーションもあがること間違いなしです。
興味ある方は慈恵大学西新橋キャンパス再整備計画をご覧ください
早くもインフルエンザ流行期に突入
2020年春の花粉飛散予測
日本気象協会が2020年春の花粉飛散予測を発表しています。
今年の梅雨明けはかなり遅くなり、7月は記録的日照不足となりました。
この影響のためか、来年春の花粉飛散は少なくなる(東京では今シーズンに比べ6割程度と少なくなる)という予測が出ています。
秋口のアレルギー性鼻炎
秋口になると鼻炎症状が悪くなるという患者さんが多くいます。
ブタクサやヨモギなどの花粉症の方もいますが、ハウスダスト・ダニアレルギーの方も多くいます。夏場の高温多湿な環境で増えたダニのフンや死骸が秋口に多くなる事が原因とされています。
可能であれば布団やカーペットを天日干しし、その後しっかり掃除機をかけ、空気清浄機を利用するなどの対策が必要です。
当院ではブタクサ・ヨモギ・スギ・カモガヤ花粉症およびダニ・イヌ・ネコアレルギーを指先からの簡単採血で20分程度で調べることができます。また前腕皮膚にハウスダスト、ダニ、スギ、カモガヤ、ブタクサの抗原液を滴下し、小さな針でごく小さい傷をつけ(痛みはあまりなく、傷跡も残りません)、皮膚での反応を見るアレルギー検査も行っています。