気象庁は、2010年の世界の年平均気温が平年(1971~2000年の30年平均値)差で+0.36℃、1891年以降では1998年に次いで第2位の高い値となる見込みと発表しました。陸域のみの年平均気温は平年差で+0.68℃、1891年以降では第1位の高い値となる見込みとしています。
あらためて地球の温暖化を実証するデータ、今後この地球はどうなってしまうのでしょうか?
そして耳鼻科医の立場として気になるのは、地球の温暖化が進むとスギ・ヒノキ花粉は今後どこまで多くなるのでしょうか?(東京都の公表するデータでは、スギ・ヒノキ科花粉飛散数はこの20年間で3倍になっています。)
2011年春の花粉飛散予測では今春の数倍の花粉が飛ぶとの事です。花粉症には早めの対策が必要です。過去に花粉でひどい症状の出たことのある方は、花粉が飛ぶ2~3週間前からの内服をお勧めします。具体的には、1月の下旬には内服を始めると良いのではないかと思います。
花粉症症状のでた時には、まわりの多くの人も症状がでており、耳鼻科は混雑しています。花粉が飛び始める前の、早めの受診をお勧めします。