意外なことに、これまで太陽の正確な大きさはわかっていなかったんだそうです。これまで半径696000km(±500km)とされてきました。
今回の金環日食観測で正確な太陽の半径を算出する試みが行われていました。その方法は、複数の地点でベイリー・ビーズ(月が太陽を隠す日食の際に、月表面の凹凸の地形により、山のある部分は光が遮断され、谷間からは光が漏れ、金環の一部がビーズのように見える現象)を精密に観測し、月周回衛星かぐやにより観測された詳細な月の地形データとを照合することで正確な太陽半径を算出したのだそうです。
その正確な半径は696010km(±20km)!(今夜のコズミックフロントで発表されたデータです。)