秋分の日(ほぼ真東から日が昇り、ほぼ真西に日が沈む?)

今日は秋分の日、国立天文台暦計算室によれば、正確な秋分点通過の時間は9月22日23時21分。昨年は9月23日17時21分でした。
日の出日の入り計算サイトによれば、経度139.57度、緯度35.54度(センター南、さねよし耳鼻咽喉科)での今日の日の出は方位角(北から)89.04度、日の入りは(北から南をまわって)270.72度で、ほぼ真東から日が昇り、ほぼ真西に日が沈みました。(夏至での日の出日の入り方角とはずいぶん違うものです)
南中の高度は54.66度(緯度をたせばほぼ90度)
この目で確かめたかったのですが、残念ながら今日は雨空。週末に晴れたら確かめたいと思います。


オシリス・レックス

NASAは日本時間で9月9日朝、小惑星探査機オシリス・レックスを搭載したロケットの打ち上げに成功しました。
オシリス・レックスは、地球に接近する軌道を持つ小惑星の一つであるベンヌ(平均直径560m)に向かい、表層のサンプルを採取し持ち帰るサンプル・リターン計画を予定しているとの事。いわゆるアメリカ版のはやぶさなのです!その成功を祈りましょう。


37億年前の生命活動の痕跡を発見

グリーンランドで37億年前の岩の中に生物の活動の跡とみられる構造を発見したというニュースがありました。45億歳とも46億歳ともいわれる地球の歴史の中、比較的早い段階で生命が存在していたことが判明した今回の発見、非常に興味深いものでした。
以前地球生命の起源は火星!?という題でブログを書きましたが、最初の生命誕生は地球上で起きたのでしょうか?最初の生命誕生の瞬間とはいったいどんなものだったのでしょうか?


7月20日はアポロ11号月面着陸の日

1969年7月20日アポロ11号が月面に着陸しました。
人類が初めて地球以外の天体に到達した、最もエキサイティングな1日。
この時代の私はまだ幼く、この日の記憶が全くありません。もし可能なら、人類にとっての偉大な飛躍のあったこの日に戻ってみたい気持ちです。


天王星と海王星の大移動

今回もコズミックフロントからの話題です。
以前に火星が地球より小さい理由を書きましたが、天王星と海王星は今の軌道にずっとあるにしては大きすぎるのだそうです。太陽誕生直後円盤状に広がっていた太陽系のガスとチリは外側に行くほど密度が低く、天王星・海王星の軌道では公転スピードも遅くなるためなかなか大きくなれないはずで、海王星が今の軌道で今の大きさになるには100億年はかかるのだそうです。天王星と海王星は今よりも内側で誕生し、短期間で大きく成長しその後今の軌道に移動したという説が紹介されていました。
天王星・海王星は今よりも内側の軌道で成長し、地球の10倍以上の質量になると他の天体に影響を与えるようになり、これは木星と土星の軌道の共鳴が生じるきっかけにもなったようです。共鳴した木星・土星が強く重力を及ぼしあった結果、木星・土星の軌道は外に広がると同時に、天王星と海王星はその強い重力に影響され外側に押しやられ今の軌道に落ち着いたのだそうです。(土星と天王星の間にあった幻の惑星が太陽系外にはじき飛ばされてしまったという説もあるようです)


木星探査機「ジュノー」

木星探査機「ジュノー」が木星の周回軌道に入ったというニュースがありました。
厚いガスで覆われた木星の内部構造、磁場、大気成分などを調査し、太陽系誕生の謎を解明しようという計画なのだそうです。
ジュノーからの新しいニュースに期待しましょう。


木星・土星の大移動

火星が地球より小さい理由②の続き、木星のその後です。これには土星も関与していたそうです。
私のお気に入りのTV番組コズミックフロントNEXTでグランドタック説なる木星と土星の移動により太陽系形成を説明する仮説を解説していましたので紹介します。(タックとは航海用語で船が舵を切って方向を変える意味)
木星が火星軌道付近まで内側に移動した時、木星の外側には土星が誕生し、土星も木星と同様に太陽に近づいていったのだといいます。木星と土星は太陽周囲を公転しているうちに、しだいに太陽を2周する間に土星がちょうど1周するというタイミングで接近するようになり共鳴という状態に入ったのだといいます。共鳴した2つの巨大惑星が強く重力を及ぼしあった結果、木星・土星の内側への移動は止まり、今度は太陽から遠ざかる方向に移動するようになり現在の位置に落ち着いたのだそうです。
この木星・土星の大移動は火星だけでなく、地球の形成にも大きくかかわったようです。地球軌道付近を含めた太陽周囲に存在していた原始惑星や小さな天体は、近づいてきた木星の強力な重力で振りまわされ軌道をかき乱されたのだそうです。天体同志の衝突が頻発し、その多くは粉々になって太陽に飲み込まれてしまったというのです。木星が去ったあと、残ったわずかな小天体から水星・金星・地球・火星が生まれたのだそうです。もし木星・土星の大移動がなかったら、地球は今の形で今の場所に存在することはなく、生命で満ちた天体は生まれなかったのかもしれません。


火星が地球より小さい理由②

火星が地球より小さい理由①の続きです。(私のお気に入りのTV番組コズミックフロントNEXTで解説していましたので紹介します)その最大の理由は木星の存在であったのだといいます。
太陽誕生直後、ガスやチリが集まり最初に木星が誕生したとされています。太陽周囲を公転する木星はガスやチリの摩擦を受けてブレーキがかかり、ゆっくりと太陽に近づき、現在よりも太陽に近い軌道で公転、その周囲のガスやチリを吸収し巨大なガス惑星に成長していったのだそうです。木星は現在の火星の軌道付近まで内側に移動、火星の材料となるガスやチリをうばってしまったのだといいます。火星が小さい理由はこのためだったのです。
火星が地球より小さい理由はこれで終わりですが、木星のその後が気になる方には続きを準備中です。


火星が地球より小さい理由①

地球に接近し大変明るく赤く光っている火星。直径は地球の半分ほど、質量は約1/10と意外に小さな惑星なのです。
太陽の周囲を公転する岩石惑星には水星・金星・地球・火星の4つがあります。水星<金星<地球と太陽から離れるほど大きくなっているのですが、火星は例外です。この謎を私の大好きなTV番組コズミックフロントNEXTで解説していたので紹介します。
太陽誕生直後、太陽周囲には大量のガスやチリが円盤状に広がっていました。チリは太陽周囲をまわりながら衝突合体を繰り返し、少しづつ大きくなり小天体そして惑星にまで成長していきました。この時まわる軌道が外側にある天体ほど、移動する距離が長くなり、より多くの材料を取り込めるため、より大きな天体に成長するのだといいます。しかし火星は地球より小さい、この理由は火星周囲に材料が少なかったためであり、そしてその最大の理由は木星の存在であったというのです。(続く)


地球と火星の最接近

2年2か月周期で地球と火星は最接近します。5月31日が最接近の日、その距離7528万キロ、地球と太陽の距離の約半分の距離となります。明るさはマイナス2等級、赤い星を探してみましょう。