環境省スギ・ヒノキ花粉飛散予測第2報

環境省が平成26年春の花粉飛散予測(第2報)を発表しました。
都道府県別花粉総飛散量予測(第2報)によると、横浜は2840個/cm2 (昨年7334、昨年比39%) 例年比73%と、前回予測(第1報)より下方修正されています。
ほっとされた方も多いかと思いますが、環境省資料に次のように書かれています。「1日の花粉数が30個を超えると花粉症の症状が悪化することが知られています。シーズンの花粉数が1000個の場合、30個以上飛散する日数は平均で11日前後ですが、2000個では22日に、4000個では34日にもなります。」油断は禁物です。
ここのところ暖かい日が続いており、飛散開始はもうすぐそこまで来ています。
この時期、特に土曜日は混雑します。可能な方には平日受診をお勧めします。


お勧めの花粉情報サイト

2月に入るとそろそろ外出時の花粉対策が必要になります。外出前に花粉が多いのか、少ないのか確かめておくのも大切な花粉症対策の1つです。
お勧めの花粉情報サイトを挙げます。
→ 環境省花粉観測システム(はなこさん)
→ とうきょう花粉ネット
→ weathernews花粉情報
大量の花粉を吸い込み、一度鼻粘膜をいためてしまうと、鼻粘膜の過敏な状態が続いてしまいます。その後少量の花粉でも強い症状が出るようになったり、薬の効きも悪くなってしまいます。出かける前にはぜひチェックをしてください。


スポーツ観戦で寝不足が続きそうです

本田のACミラン移籍に続いて、田中将大のニューヨーク・ヤンキース入団決定と、嬉しいニュースが続きました。多くの日本人が2人の大活躍を期待していると思いますが、私もそのうちの1人です。
今年はソチオリンピック、サッカーワールドカップもあって、それに加えてセリエA、メジャーリーグと盛りあがったら、どれだけの寝不足の日々が続くのでしょうか?楽しみでもあり、ちょっと心配でもあります。
さて、インフルエンザもノロウイルスも流行しています。今の季節は特に、外出後のうがい手洗いを忘れないよう注意してください。


H26年春スギ・ヒノキ花粉予測情報&初期療法について

環境省は今年のスギ・ヒノキ花粉予測情報を発表しました。
H26年春における都道府県別スギ・ヒノキ花粉総飛散量予測
横浜は3250個/cm2 (昨年7334、昨年比44%) 例年比84%という予測です。
昨年比で見ると少なく思えるかと思いますが、例年比84%と決して少ない値ではありません。例年並の対策が必要と考えます。
花粉症には症状の出る前から内服薬などを予防的に使っていく初期療法があります。症状を自覚してから治療された方と比較して、症状の発現が遅くなり、症状が軽くすみ、症状の治まるのが早くなると言われています。初期療法を開始する目安ですが、花粉飛散の2~3週前頃からが良いと思います。スギ花粉は2月の上旬から中旬(平均するとバレンタインデーくらいです!)にかけて飛散を開始しますので1月下旬、遅くても2月の初めには内服の開始をお勧めします。


21日(土)24日(火)には混雑が予想されます

20日には、東京都心で初雪が降ったとのニュースがありました。この寒さとともに、都筑区内でのインフルエンザ報告数も増えてきました。連休中多くの人が集まる場所に出かける際には十分ご注意ください。
さて22日、23日が連休となるため、21日(土)および24日(火)には混雑が予想されます。
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ベルギーに劇的勝利!

ザックジャパン劇的勝利!オランダに引き分けたのもすごいと思いましたが、FIFAランキング5位のベルギーに勝利!日本の強さは本物のようです。
FIFAランキングを見ると、今年の1月日本のランキングは21位、現在44位、ベルギーは1月20位、現在5位となっていました。日本も勝ち続けてワールドカップにピークを持っていきましょう。
乾燥する日が続いています。のどを悪くしないように、部屋の加湿と毎日のうがいを習慣づけましょう!


8月11日(日)~18日(日)は夏期休診です

36.7℃! 今日の横浜の最高気温です。ちょっと異常ですね!
さて、あついといえば世界陸上、女子マラソンで福士が銅メダルを獲得してくれました。これまでマラソンでは前評判ほどの実力を出し切れずにいましたが、世界の大舞台でのメダル獲得!いやー見ていて興奮しました。

8月11日(日)~18日(日)の期間は夏期休診になります。8月中の土曜日午後も休診となりますのでご注意ください。
<救急医療機関の電話番号です>
横浜市救急医療情報センター 045-227-7499 or #7499
都筑区休日急患診療所(横浜市北部夜間急病センター) 045-911-0088
横浜市夜間急病センター(桜木町) 045-212-3535
横浜市内救急(耳鼻咽喉科)検索はこちら


カモガヤ花粉症

スギ・ヒノキが終わったのに鼻炎症状がひどいという方、イネ科のカモガヤ花粉症かもしれません。
カモガヤはスギ・ヒノキに次いで多い花粉症の原因となる植物で、その開花時期は5月から7月になります。イネ科花粉の飛散距離はスギ・ヒノキ花粉に比べ短いので、雑草の多く生えた場所に近づかないことで鼻炎を予防しましょう。
当院では、希望される方にブタクサ・ヨモギ・スギ・カモガヤ花粉症およびダニ・イヌ・ネコアレルギーを指先からの簡単採血検査を行っています。20分程度で検査結果がでます。


スギ花粉症に対する舌下免疫療法

先日アレルギー学会に出席し、『スギ花粉症に対する舌下免疫療法』の講演を聞いてきました。
アレルギー性鼻炎(花粉症)の治療の一つに減感作療法というものがあります。アレルギーの原因物質(スギ花粉症ではスギ花粉から抽出されたエキス)を皮下注射していく治療法で、アレルギー症状の改善が期待でき、実際に薬物の使用を減らすことが出来ます。この減感作療法、理論的にはアレルギーの治療として理想的な治療法なのですが、痛みのある注射を数年以上続けていく必要があることや、まれにショックを起こすことがあり、日本の医療機関では一般的になっていません。(当院でも、万が一患者さんがショック状態になってしまったらとの考えから行っておりません。)
『スギ花粉症に対する舌下免疫療法』は舌下にスギ花粉エキスを投与していく方法で、注射による減感作療法よりも危険性が少なく(医療薬ですので副作用が全くないとはいえませんが、これまで命にかかわる重篤な副作用の報告はありません)、自宅で自分自身で行っていくことのできる治療法です。
今回の講演ではその効果について、注射による減感作療法以上には期待できないが、花粉症の初期療法よりも効果があるとの事でした。
やっとのことで、来年の花粉シーズンにも保険適応となる可能性がでてきたようです。(小児の保険適応はとれないようです。)


耳鼻科健診

今日は学校医を担当する小学校の耳鼻咽喉科健診。
毎年、4月から6月までの間に、入学したばかりの1年生と4年生および健診希望者の耳・鼻・のどを診察します。
全学年通じて最も多いのは例年通りアレルギー性鼻炎。1年生では耳垢栓塞(耳あかで外耳道が充満した状態)も多く、浸出性中耳炎(鼓膜の内側に浸出液が貯まった状態)も2、3人にみられました。
1ヶ月前まで幼稚園児だった1年生もお行儀良く整列して、みんな嫌がることなくしっかり診察させてくれました。