アトランティスが無事帰還しました。スペースシャトルは1981年からの30年間で135回の飛行を行い、今日がその見おさめでした。もっと飛び続けてほしかった!
なでしこジャパン世界一!
アメリカに押されっぱなしの印象でしたが、後半36分と延長後半12分のあきらめかけた時間にゴールを決めて追いついてくれました。そしてPK戦の末、世界一!に輝きました。朝早くから応援したかいがありました。優勝おめでとう、なでしこジャパン!
神奈川フィルハーモニー
神奈川フィルハーモニー管弦楽団主催の「ブルーアイランド氏のおしゃべりコンサート」に行ってきました。
指揮者兼司会は「題名のない音楽会」に出てくる青島さん(ブルーアイランド氏)!大人も子供もあきる時間を全く与えさせない楽しい司会進行です。
楽曲もクラシックに詳しくない私でさえ、どこかで聞いたことのある名曲のオンパレード。のだめエンディングで流れる「ラプソディ・イン・ブルー」、ソフトバンクCMで流れる「くるみ割り人形」の曲、バレエ音楽「ボレロ」など。
神奈川フィルハーモニーのオーケストラお勧めです。また聴きに行きたいです。
なでしこジャパン決勝進出!
なでしこジャパン大活躍ですね。スウェーデンにも勝ってメダルを確定しました。18日決勝はアメリカと対戦!AM3:45キックオフですから見るのにも気合いが必要ですが、祝日なので皆で頑張って応援しましょう!
なでしこジャパン大金星!
昨日は平年より12日、昨年より8日早い梅雨明け、今年の夏は長そうです。
7月の気温が高く日照時間が長いと、翌年のスギ花粉飛散は多くなるといわれていますが、来年はどうでしょうか?(今年花粉が飛びすぎたので余力ないかな?)
今朝早起きしてテレビをつけると、女子サッカードイツ戦を中継していたので、つい見入ってしまいました。延長の末1-0でなでしこジャパンの勝利(ベスト4)です。世界王者ドイツをやぶる大金星!金メダルとれるかもしれませんね。
スペースシャトル最後の打ち上げ
最後のスペースシャトルが打ち上げられました。打ち上げの瞬間を近くで1回は見たかったのですが、夢はかないませんでした。国際宇宙ステーションもハッブル宇宙望遠鏡もスペースシャトルがなければあり得ませんでした。スペースシャトルのように活躍できる次世代ロケット打ち上げの出来る限り早い実現を期待します。
反復性中耳炎④
反復性中耳炎① ② ③ の続きです。
反復する中耳炎の原因の一つに胃食道逆流症があります。胃食道逆流症とは、食後(授乳後)に胃の内容物があがってきてしまう状態をいい、この胃液を含んだ吐物が耳管に入ることで中耳炎を起こします。
胃食道逆流症が原因の中耳炎では、その証明としてペプシノーゲンⅠ(胃から分泌される消化酵素ペプシンの前駆体)が中耳貯留液に検出されるそうです。
よく吐いてしまう乳幼児で中耳炎を繰り返す場合、これが原因かもしれません。
反復性中耳炎③
真夏並みの暑さも影響して、今日の外来はガラガラです。
反復性中耳炎① ② の続きを書いてみます。
日本小児耳鼻咽喉科学会のシンポジウム「反復性中耳炎の危険因子とその対応」では授乳姿勢と反復性中耳炎との関連についての話もありました。
横になった姿勢での授乳は、中耳炎反復のリスクを高める可能性があるという話です。中耳(鼓膜の向こう側)は耳管という管で上咽頭(鼻の奥でのどの上の方)とつながっています。横になった姿勢で授乳すると、母乳が耳管を通して中耳に入ってしまうことがあり、これが中耳炎を引き起こす原因となります。また添い寝したままでの授乳は母乳が入り込むだけでなく、授乳後のゲップなしで寝ることになり、胃内容物の逆流を誘発し、それが中耳に入り中耳炎を引き起こす原因になります。
反復性中耳炎②
反復性中耳炎①の続きです。
反復性中耳炎のリスクの一つに受動喫煙があげられます。主に家庭内でタバコの煙を無意識に吸い込んでしまうケースです。
両親からの受動喫煙で反復性中耳炎リスクは1.74倍になるという報告があるとの事。母親が喫煙する場合、父親が喫煙する場合以上に強く影響があり、母親の妊娠中喫煙も中耳炎発症リスクを増加させるとの事でした。
受動喫煙を心配してベランダでタバコを吸うお父さんも多いと思いますが、吸い終わってすぐに室内に入ってはダメみたいですよ。喫煙研究の専門家によると、1~2分呼気にタバコの煙の成分が出ているんだそうです。
反復性中耳炎①
今日6月22日は夏至、1年で1番昼が長く、太陽の南中高度が最も高くなる日。634mある東京スカイツリーの影が、今日は100mくらいしかなかったらしいです。
横浜では今年はじめての真夏日になりました。これからの夏の暑い日には、耳鼻科の病気は減って、患者さんが少なくなります。
患者さんのいない時間を使って、日本小児耳鼻咽喉科学会で勉強してきた反復性中耳炎について書いてみます。(反復性中耳炎とは、目安として生後6ヶ月までに4回以上、あるいは1歳までに5回以上の急性中耳炎に罹患、または2歳までに5回以上の急性中耳炎に繰り返し罹患するものと定義されています。)
反復性中耳炎になりやすい因子の一つに「低年齢の保育園児」が1番にあげられます。特に2歳未満はハイリスクと考えられます。
中耳炎を引き起こす代表的な細菌として肺炎球菌とインフルエンザ菌があげられます。保育園児の75~90%は肺炎球菌を、80~95%はインフルエンザ菌を上咽頭(鼻の奥でのどの上の方)に保菌している(住みついている)との事。1歳までに上咽頭に肺炎球菌、インフルエンザ菌が住みついた場合、中耳炎を起こす確率は約4倍増加するとの事でした。
集団保育環境下ではウイルス性上気道炎(いわゆる風邪)にかかる回数が多くなり、これが誘引となって中耳炎をはじめとする細菌感染症を起こす回数も多くなってしまいます。
耳、鼻の事だけでいえば、低年齢からの保育園はあまりおすすめできないようです。